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ゼニの幸福論

 

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ナニワ金融道」でお馴染み、私の心の師こと青木雄二先生が晩年になって書かれた作品。

 

ちょうど20年前の作品ですが、今読んでもメチャメチャ勉強になります。

 

『この際ハッキリといわしてもらうけどなあ、ゼニの無い人間とは不幸な人間なんですよ』

 

の一文から始まり、それに対する反対意見をひとつひとつ筋道を立てて論破していく、といった内容なのですが、

 

仰ってることが的確に人間という生き物の本質を捉えていて読んでてメチャクチャ気持ち良いです。

 

ちょっとキツめの関西弁もいいアクセント。

 

「なんだかんだ言っても結局人間多少のゼニが無いと幸福にはなれない」といった考えてみればあったり前のことを懇切丁寧に解説してくれてます。

 

途中で「唯物論」と「観念論」といった2つの哲学の話が出てくるのですが、これも大変わかりやすく書かれてます。

 

『人間は、幸せだと「思う」だけでは幸せではない。幸せで「ある」ことが大切なんや』

 

考えてみれば確かにそうだけどそもそも考えるに至らなかったことがギッシリ詰まった1冊です。

 

20年前の本なので今読むと多少時代のズレが気になる部分もあるのですが、逆に今も昔も変わんねぇんだなぁと思うところが多いです。人間意外と進歩してないです。

 

ナニワ金融道」の連載が終わった後、結構こういった本が出てて、何冊か読んだことあるんですけど、確かこれは僕が中学生くらいの時に一回読んだ記憶があります。

 

中学生の段階でこんな本読んじゃったらそりゃあ捻くれたガキに育ちますよね。

 

でも若いうちにこの世の真理に気がつけてよかったです。

 

みんな大好きAmazonプライムの無料の電子書籍の中にあったので飛びついて読んだんですけどこんだけゼニカネ言ってる本が実質タダで読めるって不思議な感覚でした。

 

多分普通の書籍で探す方が難しいと思うのでAmazonプライム会員の方は是非。