感想文

いろんなものの感想文です twitterID:@seiyouhino

交響詩篇エウレカセブン

心の底からなんでもっと早く観ておかなかったんだろうと思ったほど素晴らしいアニメでした。全50話があっという間だった。終わって欲しくなかった。

 

確実に義務教育のうちに観ておいた方が良い作品。NHK教育で半永久的に再放送しておくべき。

 

ただ紹介しようとすると難しい。あらすじを説明しようとするとどうしてもネタバレせざるを得ない部分があるので。

 

導入としては現状に不満を抱きつつも何をどうしていいかもわからなくてモヤモヤしてる主人公の少年が、ヒロインの女の子と出会って一目惚れしてその娘と一緒に居たいし現状も変えたいからって旅に出る。みたいな。超雑だけど。

 

でまあそっから話が国とか政治とか宗教とか果ては星とか宇宙のレベルまで広がっていきます。壮大です。

 

そんでこれが日曜の朝7時にやってたとは思えないくらいテーマが重い時がある。特に宗教がらみのトコ。大人でもキツイくらいの時がある。だからこそ若いうちに観といた方がいいみたいなとこある。

 

僕最初はロボットアニメだと思って観始めたんですけど、全体としてはそこまでロボロボしてなかった印象。バトルシーンは控えめだったと個人的には感じました。逆によくコレをスパロボに出したなって思った。エウレカセブンが出てるスパロボまだやったことないけど、やった人に聞くと「ニルヴァーシュのMAP兵器がクソ強い」って感想が多かった。まあそうなるだろうな。ニルヴァーシュのデザインめっちゃ好きです。

 

ヤイヤイ言いましたが基本的には主人公とヒロインの少年少女の成長を見ていくお話ですね。見ててむず痒くなるところが多いと感じるのはオッさんになったってことなんでしょう。

 

主人公とヒロイン以外も主要人物は割と人間的に成長しきれてないキャラクターが多いので『人の成長と変化』を楽しむ作品でもあると思います。

 

1話から20話くらいまでは前フリ的な流れなんですが、そっからの展開が怒涛。2話進む毎に泣いてた。40話以降は毎話泣いてた。止まらなかった。

 

随所に今までの色んなアニメを踏襲してるなって思わせる要素があったのも良かったです。本当にアニメ好きな人達がつくったんだろうな感がしとどに出てたように感じました。最終回のあの演出はテンション上がりますよそりゃあ。

 

正直もうちょっと説明して欲しいところがあったといえばあるんですけど、それをやると蛇足になっちゃうんでしょうね。設定資料集が欲しい。

 

何度も言いますけどもう本当に観て損のない作品なので観てない人は観ましょう。観よう。

バジーノイズ③

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凄い勢いで生々しさが増していきますねこの漫画。

 

"あんまりハッキリとは言わない方がいいであろうホントの事"をポンポン言っちゃう。大好物。

 

名前は出てたけど顔は今まで出てなかった沖さんってオッさんが大変良い感じ。ザ・業界人。人としてメチャクチャ嫌いなタイプだけど嫌いになりきれない。というか一歩間違うと好きになるかも。

行ききったエゴイストは見てて気持ちが良い。

 

ストーリー的には若干予想外の方向へ。最終的にどう決着つけるのか検討がつかなくなってきた。

 

しかし人間ってのは言うことがコロコロ変わるよねっていう目を逸らしたくなるような事実を突きつけられて気持ちが良かった。いわゆる『都合の良さ』が無いのがこの漫画の良い所だと思います。

 

「自分は〇〇じゃない」って言っちゃうのは「自分は〇〇です」って認めちゃってることですよね。わかってても言っちゃう時ある。

 

読むたびに、自分の後ろめたさと向き合ってるような感覚になる、そんな漫画になってきてる。

映像研には手を出すな!④

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待望の新刊。待ってた甲斐があったなと思いました素晴らしい仕上がり。

 

今回はとにかく浅草氏。浅草が浅草でもう浅草。金森氏が言ってた「とうとう奴が本性を現し始めたのかもしれない」って言葉がドンピシャ。

 

今まで"ストーリー"を忘れてたと言う浅草に対して「忘れてないでしょ。忘れられるわけない」と言われた後のシーンがたまらなく良かったです。

 

まだまだ語りたいシーンはたくさんありますが、全部説明すんのもアレなのでこんなもんで。

 

本当に今回は浅草全開で楽しかった。最後の5ページくらいに創作の本質が凝縮されてる。泣きそうになる。特に最後の締めくくりのページ。良すぎたのでスマホの壁紙にした。

 

『映像研には手を出すな!』は毎回今までに感じたことのない種類の感動があって、脳ミソの今まで使ってなかったとここじ開けられてるような気持ち良さがある。なんなんだろうこれは。

 

次巻は来年の春頃発売予定だそうな。待てねゑ。月スピ買おうかなもう。

 

浅草浅草言いましたけどやっぱり僕は金森が好きですね。自分に似てるような気がするからだと思う。

 

アニメ化も決まりましたしいい流れ来てるんじゃないでしょうか映像研。もっともっと広まって欲しい。

ブルーロック

日本がW杯で優勝するために、日本のサッカーを強くするためには何が必要か、それは『ストライカー』だと。それもただの『ストライカー』ではなく、『究極にエゴイスティックな世界一のストライカー』だと。

そしてそれをつくりだすために日本全国から300人の優秀なストライカー(18歳以下)を集めて、「ブルーロック」と名付けられた施設に閉じ込め、"世界一のストライカーをつくる実験"をするというストーリーの漫画。

 

メチャクチャ面白いです。とにかく設定が良い。

 

この「ブルーロック」って施設の中では集められた選手300人にランキングが付けられてて、テストとかセレクションの成績でそのランキングが変動していくんですね。で、そのランキング上位5人は次のU-20 W杯に無条件でFWとして登録されると。

凄いデカいチャンスではあるんですけど、逆にペナルティもデカくて、テストやセレクションの成績が悪いと強制退去させられて、さらにこの先一生日本代表に選ばれる権利を失ってしまいます。

18歳以下の段階でこのペナルティくらうってことは、もうサッカー選手になるのは諦めろよって言われてるようなもんですよね。

他にもランキングによって施設内の待遇(食事等)が変わったり、試合で決めた得点によって景品が貰えたり、とにかくサッカーが上手いヤツ・とにかくゴールを決めたヤツが偉いって考え方が徹底されてます。

この超過激な「ブルーロック計画」、もちろんマスコミとかからギャーギャー言われるんですけど、ちゃんとそれを押さえつける描写とかもあって、そのへんも今後面白くなっていきそうです。

 

キャラクターのバランスが良い意味で偏ってるのもポイント。ストライカーばっかりが集められてるので、超我の強いヤツばっかりだし、何考えてるのかわかんないヤツばっかりです。全体的に味付け濃いめ。

 

そして何より魅力的なのがセリフ・ワード。出てくる言葉がとにかく強い。気持ち良い。

「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」

「日本サッカーは今こそ死ぬべきです」

「才能という熱い原石は、磨かなければ自己満足のゴミと化す」

等々、僕の大好物であるところの暴力的正論が盛りだくさん。気持ちが良い。

 

そんでサッカーの試合の描写なんですけど、これもまた特徴的。出てくるキャラがストライカーばっかりっていうのもあって、知ってる感じのサッカーの試合に見えない。ただのドツき合いに見える。これがまた気持ちが良い。

 

僕実はサッカー全然興味無くて、W杯すらほとんど見たこと無くて、そのせいであんまりサッカー漫画ってハマらなかったんですね。

ただコレはハマっちゃった。それはたぶん僕が今までサッカー(特に日本のサッカー)に感じてた疑問とか、なんかハッキリしない部分を誤魔化さずに表現してるからだと思う。都合の悪いことも隠さずに表現してるからだと。こーゆーのが欲しかった。

 

今後の展開が非常に楽しみな漫画です。

 

教養としての宗教入門/中村圭志

タイトルの通り、教養として『宗教』ってものについて知識を得たい人の為の本。

 

代表な宗教であるユダヤ教キリスト教イスラム教、仏教、ヒンドゥー教儒教道教神道について、それぞれ客観的に解説されています。

 

僕個人は無宗教ですし、神とか仏とかあんまり信じてないんですけど、むしろそーゆー人に向けて書かれてる本でした。

 

それぞれの宗教がどういった経緯で誕生して、何を重要視しているか、どう広まっていったか、そして広まっていく中でどう変化していったか。

 

もちろんそんなこと今まで全然理解してなかったんですが、知ってみるとこれがなかなか面白い。シンプルに歴史の勉強ですよね。

 

何より、限りなく客観的に、中立的な立場で書かれてるところが良いです。いずれかの宗教について信仰の深い人が読むと不快に感じてしまうのかもしれませんが、それぞれの宗教の粗だったり、矛盾点についてもきちんと書かれています。

 

個人的には仏教が1番興味深かった。というか、1番説得力を感じました。今広まってるものはともかく、ルーツを辿ると何かを崇める訳ではなくて基本は自分自身と向き合うってところがいいなと。

 

逆に神道はなんか色々ガバガバだなって印象でした。経緯が経緯ってのもあるんでしょうが、かなり他の宗教から影響受けてるってのが意外でした。

 

あと、キリスト教イスラム教のルーツがユダヤ教にあったってのも知らなかった。てかユダヤ教ってあんま聞いたことすらなかった。

 

全体的にかなり噛み砕いて説明してくれている本なのですが、どうしても専門用語が沢山出てくるので、少し読むのが大変で、時間がかかりました。ただそれだけの時間を費やしてでも読んでよかったと思えるだけの内容の濃さがあります。マジで勉強になった。

 

なんとなく知識として『宗教』に興味がある人、大雑把に『宗教』について理解したい人にピッタリの本です。ちょっと時間はかかるかもしれませんが、是非読んでみて頂きたい。

 

 

モブサイコ100Ⅱ

観ました。出来が良かったですねぇ。

 

なんせ1話が良かったです。僕も昔罰ゲームで告白されたことを思い出しました。かろうじて引っかかりませんでしたが、アレはやってはいけません。

 

罰ゲームで告白するってのは人間が絶対にやってはいけないことの1つだと思います。

 

それなのにその後のモブの対応ときたら。モブは優しい。俺ならあんなことできない。

 

そして何と言っても7話でしょう。1期2期通して1番好きでした個人的に。同じシーン、同じセリフでも視点が変わると見え方が全然違う。やっぱ霊幻好きだわ。

 

あとは芹沢。モブVS芹沢はベストバウト。

 

ちょうど原作読んだことあった部分までが2期で終わったので凄くスッキリした終わり方だった。終盤これ処理しきれんのかなと思ったけどそこは流石のテンポ感だった。

 

ちょっと最終回に若干の物足りなさは感じてしまったけど。まあ、たぶん3期やってくれるでしょう。

 

よし、原作読むぞ。

 

荒野のコトブキ飛行隊

西部劇っぽい雰囲気の世界で、飛行船で物資輸送をしてる会社と、その物資を狙ってくる空賊から飛行船を守る雇われ飛行隊の物語。

 

なんですが、

 

SHIROBAKOファンの方は全員こう思ったことでしょう。「これは『第三飛行少女隊』じゃないか!!」と。

 

それだけでもうテンション上がりましたよね。ワクワクしましたよね。

 

もちろん作品単体として面白かったんですが、ちょいちょいSHIROBAKOを思い出しながら観てました。

 

世界観、というか時代感がやや古めで、ちょっとファンタジーっぽい要素もあってかなり広がりがあるなと思ったので、もう1クール観たかった。

 

キャラも立ってて一人一人の背景とかストーリーがもっと知りたくなってしまったので、2期の制作を切に願う次第です。

 

戦闘機が飛び交うアニメってあんまり観たことなかったかも。戦闘シーンは臨場感あって楽しかった。派手過ぎないところが良かった。

 

飛行機関係無いけど4話の絵の話好き。刺さった。

 

他にも細かいところに良いシーンだったり良いセリフが散りばめられてる。地味だけど大変良いアニメです。

 

 

 

 

 

スターフォックスやりたくなってきた。